全国の産地と消費地を結ぶ架け橋として
国産材では、北は北海道、南は九州の各木材産地から木材製品を集荷しております。
また輸入材に於きましても国際森林認証された製品を常に港湾倉庫に確保し、
首都圏を始めとした全国各地のお客様に販売しております。
仕入れ
お客様が必要とされている商品を把握し、信頼関係のある
製材所や商社等から安定的に仕入れをしております。
- 委託材
- 当社からお客様の必要な商品や相場についての情報を
製材所と共有し、製品をお預かりして販売
- 契約材
- 売れ筋の商品をまとまった単位で購入して販売
販売
当社では2つの拠点で3つの部署にて販売しております
- 新木場 店売部
- 得意先であるお客様に土木・梱包用・建築用木材を販売
- 富里 市売部/センター部
- 市場会社と特定契約している販売店様に建築用木材を販売
当社では、国内外の製材メーカーから仕入れた構造材・羽柄材・内装材を取り扱っております。
既存の取引先様に対する木材製品の営業や配達をして頂きます。
具体的には、全国の木材を調達・供給する仕組みを構築し、取引先様のご要望に合わせた提案を行います。
取扱樹木一覧
取扱樹種
国産材
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杉
羽柄材
構造材
造作材
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桧
羽柄材
構造材
造作材
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トドマツ
桟木
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カラマツ
構造用集成材
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アカマツ
構造材
造作材
杉
ヒノキ科 Cryptomeria japonica
羽柄材
構造材
造作材
本州、四国、九州に分布する日本の代表的な樹種の一つです。最近では、天然産のものは少くなり、ほとんどが人工造林されたものです。天然のスギの産地として、現在でも、しばしば話題になる地域に秋田地方(アキタスギ)、屋久島(ヤクスギ)などがあります。古くから造林され、北海道南部以南の日本全土にスギの林が見られ、そのうちでも吉野、尾鷲、天竜、日田、飫肥、智頭などの各地方はスギの産地として有名です。
木材
心材と辺材の色の差は明らかで、心材は桃色から濃赤褐色までかなり幅があり、ときには、黒くなっているものがあります。このように黒いものはクロシンと呼ばれ、美しいとはいえないので、低く評価されています。さらにクロシンのスギは含水率が高いので、利用上も種々問題がおきます。スギの木材の材質は、生産地の範囲が広く、各産地における造林方法が違うため、幅広く変動しています。スギの木材は、特有の芳香をもっています。日常それを感じるのは樽酒の木の香り、あるいは、和菓子の箱などでしょう。年輪ははっきりしており、肌目は粗くなっています。スギの気乾比重は0.30~0.38(平均値)~0.45で、日本産の針葉樹としてはやや軽軟といえます。心材の耐久性は中庸です。
用途
建築材(柱、板)、天井板、磨丸太、家具、器具、包装、樽、下駄、割箸(高級品もある)、造船など用途範囲が広い木材です。古代の住居跡からかなり大量のスギ材が発見されることが多く、いかに古くからわれわれの生活に結びついていたかがわかり、いわば、日本の代表ともいえる木材です。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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桧
ヒノキ科 Cryptomeria japonica
羽柄材
構造材
造作材
福島県東南部以南の本州、四国、九州に分布する。天然産としては、木曽、高野山、高知県西部などが、また人工造林としては、尾鷲、吉野、天竜、和歌山の各地方産のものが有名です。スギに次いで造林面積が広く、スギとともに日本の代表的な木材ですが、ヒノキは一般に、より高級なものとされています。なかでも、ヒノキの産地といえば、木曽の名がすぐ思い浮ぶほど、木曽ヒノキは有名です。仏閣や神社を建てるための木材として古くから用いられて来ました。
木材
心材の色は、淡紅色で辺材はほとんど白色です。これが、神社仏閣に用いられる理由でしょう。気乾比重は0.34~0.44(平均値)~0.54です。1年間に形づくられる細胞の形の変化が少ないため、年輪はあまりはっきりしていません。したがって、肌目が精となり、均質な材料が必要な用途に適します。爼板用にヒノキが使われるのは、この理由です。上手に仕あげると、美しい光沢が出るとともに、特有な芳香があることが、材料としての価値を高めています。心材の耐久性が高く、しかも、よく長期の水湿に耐えます。.30~0.38(平均値)~0.45で、日本産の針葉樹としてはやや軽軟といえます。心材の耐久性は中庸です。
用途
上述のように優れた性質をもつため、非常に多くの用途に、しかも、高品質な材料として使われます。ヒノキ普請の家というと高級な家の代名詞のように感じられるのはそのためでしょう。建築、建具、彫刻(仏像など)木型、曲物、桶、蓄電池のセパレーターなどが知られています。また、神社仏閣の建築には欠くことが出来ません。最近一寸したブームの感がする風呂桶用材も大事な用途でしょう。大きな木材のNo1が必要なときには、外国産の近縁の木材(タイヒ、C.var.formosanaなど)が使われてきましたが、入手できなくなりました。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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トドマツ
マツ科 Abies sachalinensis
桟木
分布は、北海道に限られ、また、南千島、樺太などにもおよんでいます。分布からもわかるように、ロシアから輸入されている木材のなかにも含まれています。北海道では、エゾマツとともに、エゾ・トドと一括して呼ばれ、代表的な樹種です。属名からもわかるように、本州に産するモミ(:A.frima)、シラベ(:A.veitchii)などと同類です。
木材
本州に産するモミなどと、木材はよく似ています。しかし、トドマツは、木材に、とくに節に一種のくさい臭いがあります。元来、軸方向細胞間道(樹脂道)はありませんが、何かの傷害を受けると、外傷樹脂道が出来ることがあります。年輪がはっきりとしており、肌目は粗くなっています。気乾比重は0.35~0.44(平均値)~0.52です。心材と辺材の色の差は、はっきりとせず、ともに白色あるいは黄白色です。比較的欠点が出易く、その種類も多くなっています。とくに目立つのは、水喰(みなくい)といって、心材の部分でも、辺材の部分と同じように、含水率が高くなっている部分がよくあることです。耐久性は低いですが、土木用に用いた場合には、エゾマツよりも腐りにくいとされています。加工および乾燥は容易です。
用途
建築、土木、パルプ材、包装、電柱、坑木など、主に北海道で用いられています。北海道では、エゾマツとともに、住宅の柱や板に使われ、ちょうど、本州や四国、九州でのスギのように取扱われてきています。北海道と本州という僅かな距離の違いで、木材の利用のされ方が違うのも興味があります。本州とくに太平洋岸地域ではエゾマツやモミの類が柱などに用いられることは非常に少ないと思われます。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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カラマツ
マツ科 Larix kaempferi
構造用集成材
分布するのは、本州中部で海抜高が1000~2000メートルの地域です。最近では、北海道、東北地方、本州中部の寒冷地帯の造林樹種として注目されるようになり、その造林面積が増加してきました。スギ、ヒノキのように、全国的に知られているものとは違い、現在でもどちらかといえば、産地周辺の地域で利用される量が多い樹種です。日本に産する針葉樹のうち唯一の落葉樹です。カラマツはその樹形が美しく、柔らかい感じがありますが、木材の方はどちらかというと重硬で荒々しい感じがします。
木材
心材の色は褐色ですが、若い間は比較的淡色で、大木になると濃色になります。辺材は黄白色です。木理は一般に通直でないことが多いです。春から夏へかけて形づくられる細胞の形の違いが大きいため、年輪がはっきりとわかり、したがって肌目は粗くなっています。木材には“やに”っぽい臭いがあり、一つの特徴といえます。軸方向細胞間道(樹脂道)をもっていて、“やに”が材面に滲み出て来ます。気乾比重は0.40~0.50(平均値)~0.60(※)で、重硬な針葉樹材の一つです。どちらかといえば、利用の際取扱いにくい木材といえます。とくに、若い造林木からの木材は乾燥の際、割れや狂いが出易く、利用する上での大きな問題となっていて、現在多くの研究機関がその解決に努力しています。老齢になって成長がおそくなったカラマツは“天カラ”と呼ばれ、造林した若齢木と対照的に高く評価され、銘木として高い値段で取引されます。心材の耐久性は中庸ですが、水中での耐久性が高いので、杭丸太として多く利用されます。
用途
建築(主として表面に出ない部材)、杭、土木用、ダンネージ、パレット、家具などに、用いられます。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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アカマツ
マツ科 Larix kaempferi
構造材
造作材
本州の北部から四国、九州を経て屋久島にまで分布します。クロマツは、一般に海辺に近い処で見られ、海岸の防風林として広く造林され、アカマツは、一般的にいえば、海辺から離れた地域に見られます。また、両者の間の雑種もあり、アイグロマツと呼ばれます。これらの木材の性質は、極端な例を除けば、ほとんど同じと考えられます。
木材
アカマツとクロマツは、マツ類のうちでも重硬で、気乾比重は、0.42~0.52(平均値)~0.62です。心材の色は、やや黄色を帯びた淡桃色からかなり赤褐色を帯びたものまであり、辺材は黄白色です。春から夏にかけて、つくられた細胞の形が大きく違っているため、年輪ははっきりし、木材の肌目は粗です。細胞間道(樹脂道)をもっているため、材面に“やに”がにじみ出てくることが多く、木材を使うときには注意しなければなりません。未乾燥材は、青変菌によって、青ないし黒色に変色することが多いので、伐採後早く乾燥することが必要です。水中に完全に入っている時は耐久性があり、かつては杭用材に大量に用いられたものです。一般に木材の形が良くなかったり、変色したりするので、どちらかといえば、表面に出ない構造用に用いられます。
用途
建築(主として、軸組、敷居、床板)、坑木、枕木、経木、木毛、薪、パルプ材などが知られています。かつて、パルプ用材として、エゾマツやトドマツなどが多く用いられていましたが、当時大量にあったマツ類をパルプ用材として使うために技術開発が熱心にすすめられた結果、この類の木材は本州などマツ類の多い地域で重要な原料になりました。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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輸入材
北米材
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カナダツガ
羽柄材
構造材
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ベイマツ
羽柄材
構造材
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ベイヒバ
構造材
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ウエスタンレッドシダー
外壁材
カナダツガ
マツ科 Tsuga heterophylla
羽柄材
構造材
北米大陸のアラスカ州南部から米国の南西部までの太平洋岸地域に分布し、蓄積の多いのはワシントン、オレゴン両州です。価格が低いため、日本に輸入されて、スギと競合することが多く、日本の林業に大きい影響をおよぼす樹種といえます。米国では、材質的に他の樹種に比較して劣るため、高く評価されることはないようです。日本への輸入量が多いのは、質よりも価格が安いという点が魅力的であるためと思われます。日本に輸入する際、モミ類と一緒に、Hem―Fir(ヘム―ファー)と呼んで、取扱われることが多くなっています。
木材
日本産のツガに比較すると、年輪幅の広いものが多いので、別の木材のように、感じられることが多いです。ごく一般的にいうと、木材の性質は、日本産のツガと似ているといえますが、心材と辺材の色の差は少なく、白色、黄白色、淡褐色の木材です。しかし、年輪の濃色部(晩材)は、桃色や紫色を帯びるので、木材はやや紫色を帯びます。入皮のような欠点が多く見られます。気乾比重の平均値は0.48です。とくに水分があるような処では腐り易い欠点があり、耐久性は低いです。
用途
建築(柱、鴨居、長押、防腐処理をして土台)、箱、器具、パルプ材などに用いられます。とくに建築材としては、スギが用いられるような用途に、ほとんど代替されています。東京などの大都会では、全体をベイツガで建てた家屋が、とくに低価格帯のものでは、多いはずです。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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ベイマツ
マツ科 Pseudotsuga menziesii
羽柄材
構造材
北米大陸でカナダのブリティッシュコロンビア州からカルフォルニア州にかけて分布しています。マツという名がついていますが、アカマツなどのマツ類とは別の類の樹種で、日本で相当するものとしてはトガサワラがあります。したがって、正確にはアメリアトガサワラと呼ぶべきです。日本に輸入されている北米材のうちで量がもっとも多くなっています。しかしベイツガとは違った用途に用いられています。輸入の歴史は古く、明治時代、すでに輸入された記録があります。当時はメリケンマツと呼ばれていたそうです。
木材
心材と辺材の色の差は明かです。心材の色は成長の仕方により違っており、黄色ないしは黄色を帯びた赤褐色であったり(年輪幅がせまく、比重が低いもの:イエローファーと呼ぶ)、赤褐色であったり(年輪は広く、比重が高いもの:レッドファーと呼ぶ)します。年輪がはっきりとしており、木材の肌目は粗くなっています。気乾比重の平均値は0.55で、針葉樹材としては重硬です。軸方向細胞間道(樹脂道)があります。ある程度乾燥したものを使っていても、だんだんと“やに”が表面に滲み出て来ることがあるので、表面に出るような用途にはあまり歓迎されません。そのような用途に用いる場合には十分乾燥をする必要があります。
用途
建築(梁、桁など)、合板(米国での代表的な材料)、建具、家具、造船などがあります。強さがあり、しかも大径で長い材が得られるので、日本では非常に少なくなった長い材の必要な梁のような用途に好適な材料となっています。一方で、含有成分のため、ベイマツはパルプ原料としては好まれません。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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ベイヒバ
ヒノキ科 Chamaecyparis nootkatensis
構造材
北米大陸のアラスカ州南東部からオレゴン州にわたって分布します。上述の属の名をみるとわかるように、ヒノキの同類です。日本のヒバはThujopsis属に属していますので、ヒバの名を使っているのは、大変まぎらわしいことです。この名のおこりは、かつて輸入した木材の中に、日本のヒバによく似た木材があることを発見した人々が、米国から来たヒバに似た木材ということで、ベイヒバとしたといわれています。ヒバには、強烈などちらかといえばくさい臭いがあるので、同じような臭いのあるこの木材が輸入材のなかに混っていることには容易に気付いたことでしょう。
木材
心材の色は、鮮やかな黄色で、特徴的です。辺材は黄白色ですので、同属のヒノキやベイヒとはっきりと違っています。ベイヒバが表面に出るような部材に使われる例は少ないのですが、これは、多分上述の強烈な臭いと材色が黄色であることによるのでしょう。気乾比重の平均値は0.51です。年輪内での細胞の形の違いが少ないので、年輪はあまりはっきりとはしません。肌目は精で、木理は通直、加工はし易いです。耐朽性が高いことがこの木材の特徴といえます。
用途
建築(耐朽性が高いという点を利用して、土台など見えない処に使われる。)、ボート、細工、家具などがあります。用途がほぼ同じということで、市場では日本のヒバ類との競合があります。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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ウエスタンレッドシダー
ヒノキ科 Thuja plicata
外壁材
北米大陸のアラスカ州の南東部からカリフォルニア州北西部およびロッキー山系に分布しています。ベイスギと呼ばれていますが、米国産のスギ類ではありません。日本のネズコあるいはクロベ:T.standishiiと同類で、しいて日本名をつけるとすればアメリカネズコと呼ぶべきでしょう。また、スギに特有の芳香はなく、別の芳香がありますので、すぐに別物であることがわかります。この木材は、耐久性が高いため、米国のある部族のインディアンの人々は、この木材を使って、トーテムポールを作っています。
木材
心材の色は赤褐色で、このことから多分ベイスギの名が出たのでしょう。しかし、スギとは違って、色が不均一で、汚れたような感じを与えます。このために、表面に出るような用途に使いにくいといえます。しかし、最近では、木材の漂白および染色の技術が進歩して、美しい材面に加工することが出来ます。木材の耐久性は非常に高いです。気乾比重の平均値は0.38で、むしろ軽軟な木材です。加工が容易な反面、強い木材ではありません。
用途
建築、建具、クーリングタワーの板、屋根柾(シングルウッドという別名をもつ理由)など、どちらかといえば、耐久性が高いが強さをあまり必要としない用途に用いられます。その結果、一見しては、ちょっと天然のスギの美しいスライスドベニヤのようなものが、ベイスギから作られるようになっています。製材の際に出来る鋸屑のため、作業をする人々にいわゆる“ベイスギぜんそく”が発症することが、知られています。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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北欧材/北洋材
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ホワイトウッド
羽柄材
構造材
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オウシュウアカマツ
羽柄材
オウシュウアカマツ
マツ科 Pinus sylvestris
羽柄材
構造材
ヨーロッパからロシアのシベリア地方にまで広く分布しており、ヨーロッパ各国での代表的なマツ類の一つです。ロシアのシベリアから輸出される木材の中に、ヨーロッパ産の木材のような名前がついたものが、どうして入っているのか不思議に思われるでしょうが、ヨーロッパ産のものの方が、世界に知られているからです。ロシア語で、サスナというのが、英語のパイン(マツ)に相当しています。ヨーロッパでは、オウシュウアカマツのことを心材が赤色を帯びることからレッドウッド、スプルースのような淡色の木材をホワイトウッドと呼んで取扱うことが多いので、取引上で、この名を見聞することがあるかも知れません。ロシアから輸入される木材の中では、ロシアカラマツやエゾ・トドマツ類より、ずっと少量ですので、一般にはあまり知られていないと思われます。
木材
心材は赤褐色で、辺材は淡黄白色で、一般に日本のアカマツより濃色のようです。材質は、ほとんど日本のアカアマツと同じです。輸入されている丸太をみると、日本でもかってみることが出来たような通直で、直径の太いものが多数あります。気乾比重は0.37~0.45(平均値)~0.63です。年輪がはっきりとし、肌目の粗い木材です。軸方向細胞間道(樹脂道)があり、材面に“やに”が滲み出てきます。このため、表面に出るような用途には用いられないでしょう。耐久性は中庸です。加工のし易さも中庸ですが、仕上がりがよい方ではありません。
用途
建築、建具、坑木、電柱など、アカマツと同様な用途があります。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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南洋材
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メルクシパイン
フリー盤
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セランガンバツー
デッキ材
メルクシパイン
マツ科 Pinus merkusii
フリー盤
ビルマからインドシナさらにフィリピン、スマトラにかけて分布しています。二葉松の類です。木材は日本産のアカマツ等によく似ています。かって天然のものがカンボジアからかなりの量日本の市場に輸出されていました。その時はカンボジアマツという名で呼ばれていましたので、ご記憶の方もあるでしょう。造林されることもあり、スマトラの山地にある造林地がよく知られています。近年、この造林地からの木材が日本に輸出されていますが、その材質は現在のところあまりよいとはいえません。
木材
心材と辺材の境界はとくにはっきりとはしていません。心材の色は黄褐色~赤褐色で、日本のアカマツなどの類とほとんど同じです。年輪はかなりはっきりとしていますが、造林木の場合、とくに幼齢の木材の年輪はそれほどではありません。このため、かって天然木は高く評価されましたが、造林木からの木材はあまり評価が高いとはいえません。気乾比重は0.39-0.63です。耐久性は低いでしょう。いずれにしてもアカマツなどの日本産のマツ類と材質的にはよく似ています。
用途
天然産のもので、とくに樹齢の高いものは、化粧的な価値があるため、ベニヤにされて、建築の内装などに使われます。それ以外は建築、造作、杭、パレット、箱、パルプなどに使われます。
出典元:(一財)日本木材総合情報センター「木材の種類」より
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